2024/12/16 20:49

早速、シーズン序盤のパウダースノーが広がる雪山でハイクアップ&バックカントリースノーボードを楽しんできました。今回は、その体験を振り返りながら、スノーシューの使用感やバックカントリースノーボードについてお届けします。

訪れたかぐらスキー場の山領域では、12月中旬にしては異例とも言えるほどの積雪量があり、ふかふかのパウダースノーが広がっていました。気温は-7℃程度と寒すぎず、雪質は軽く、まさに理想的なコンディション。スキーやスノーボードのトラックもほとんどなく、新雪を堪能するには最高の日でした。

写真で紹介しているスノーシューはMSRライトニングアッセント+クランポン。取り回しが良く、グリップ力が高く、長時間の歩行でも安定感していました。バックル式のアジャスターで脱着が簡単なうえ、雪面でも滑らず、それにより疲労感が軽減されます。トレッキングシューズやスノーボードブーツを固定するコツは、最初に足首側のストラップとヒールストラップで足首を固めてしまうのが良いと感じました。最後につま先側のストラップを締める感じです。更によい方法などありましたら、情報を共有して頂けると大変助かります。また、私はついついサボりがちでしたが、やはりちゃんとストラップをストラップクリップに通すのがベストです。緩み止めにも効果がありますのでご活用ください。



ハイクアップの後は、バックカントリースノーボードで森の中の新雪の斜面を滑走しました。本日はふかふかのパウダースノーが板をしっかりと支えてくれ、浮遊感を存分に楽しむことができました。ほどほどの傾斜で、適切なスピードコントロールができる爽快感は格別でした。シーズン序盤という事もあり、まだ身体が慣れておらず、ハイクアップでの疲労感は避けられないものでした。ですが、ノートラックの斜面はそれを忘れさせてくれました。

スノーシューの最大の魅力は、何と言っても未踏の雪原を自由に歩けること、すなわち夏道登山道ではあり得ないルートを通れるところかもしれません。一方でバックカントリースノーボードは、山全体が滑走面であり、雪と木以外に何もない雪面を自由に滑走できるのが魅力ですね。


シーズン序盤にパウダースノーを楽しむ贅沢なひととき味わえました。スノーシューは、そのスタート地点に立つギアだと改めて実感しました。そして、バックカントリースノーボードは登った分だけ滑走できるという最高の楽しみを与えてくれます。この冬、まだの方も是非!